医療マネジメント学会学術総会

摘要

本学会はクリティカルパスの研究を主眼とする研究会として発足した．現在はさらに進化して，医療の質の改善と効率化，安全管理，感染管理，IT化の推進，医療情報の管理と開示，チーム医療，医療連携，臨床指標，説明と安心#12539;納得の医療，患者サービス，緩和医療，栄養管理，創傷#12539;褥瘡管理，人事管理，物品管理，財務管理，医療制度改革への対応など，扱うテーマは多岐にわたる．医業はもはや，PDCA（Plan→Do→Check→Act）サイクルによる管理と継続的改善なしには成り立たないという認識に基づく．会員数は増加の一途をたどり，本年6月初旬の段階で，約3,600名に達した．会員の構成比は，医師が約3分の1，看護師が約40％，残りをその他の医療スタッフが占める．医療施設のあらゆる職種のスタッフが参加する職種横断的な集団である．