原料・製法を駆使した日本独自の不織布に期待: 複合化や微細繊維が今後の不織布開発の焦点

摘要

日本の不織布生産量は2000年に31万4,123tという頂点を極めたが，翌01年に約5％落ち込み，その後横這い状態が続いている（表1参照）。 しかし，05年の日本の不織布生産量は対前年比で約6％の成長が見込まれており，31万tを越し最高値に近づく。 この伸長の背景には日本の不織布の産業界への根強い拡がりがあると見ている。 このように日本の不織布産業が昇り坂にある時期にANEX06が開催されることをありがたく思う。