フイリピン砂防施設整備に係る技術支援

摘要

今年6月29日から7月6日にかけ，フイリピン共和国公共事業道路省(DPWH)に対し砂防施設の整備に係る技術支援を行った。DPWHでは2020年より21カ所の砂防堰堤等の建設を進める。今年は優先的な3件についてDPWH 職員が砂防堰堤の計画，設計を行い，日本でいう全体計画，実施計画を作成する。このため，DPWH は日本に4回の技術支援を要望し，今年2月には上砂災害の要因や土砂移動現象，砂防基本計画作成及び砂防堰堤設計に関する講義，パソコンを用いた砂防堰堤の安定計算演習を行うなど，砂防計画策定についての技術支援が実施された。今回はこれに続く第2弾であり，選定された3か所における施設設計のための調査について，治水砂防技術センター(FCSEC)の職員，DPWH地方局の職員25人程度を対象に講義.ワークショップ.現地でのOJTを行った。