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ゴール指向要求分析法における不適切なゴール詳細化の検出

机译:ゴール指向要求分析法における不適切なゴール詳細化の検出

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摘要

要求獲得を支援する手法としてゴール指向要求分析法がある.ゴール指向要求分析法ではゴールグラフを利用し,システムにより達成したいゴールを繰り返し詳細化することでシステムが持つべき機能を特定する.ゴールグラフ中に不適切なゴール詳細化を行っている箇所があることは要求の見落としや不要な要求の獲得の原因となる.本論文では,不適切なゴール詳細化を自動的に検出することを目的とする.まず,不適切なゴール詳細化の具体例を収集し,これらを分析して不適切な詳細化の分類を行った.この分析をもとにゴール記述の意味とゴールグラフの構造の2つの観点から検出規則の定義を行った.ゴール記述の意味の観点では,ゴール記述の類似度に着目する.ゴールグラフの構造の観点では,兄弟枝の数および葉ゴールの相対的な深さに着目する.検出規則の有用性を評価するための被験者実験から,検出規則により不適切な詳細化を行っている箇所全部のうち60以上を検出でき,被験者の見落としていた不適切な詳細化も指摘できた.

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