10月17～19日にマレーシアに行ってきた。マレーシア国民大学（UKM）のLESTARI（Institute for Environment and Development）という研究センターを訪問し、ワークショップをやってきた。われわれの研究室では、「アジア地域における持続可能な消費·生産パターン定着のための政策デザインと評価」という環境省の研究プロジェクトに参加している（http：//www.susdesign.t.u-tokyo.ac.jp/s-16/）。これは、この連載でもすでに紹介した、国連が2015年に発表したSDGs （Sustainable Development Goals）の12番Responsible Consumption and Production （テクニカルタームとしてはSustainable Consumption and Production（SCP）の方がよく使うと思う。日本語訳では「使う責任、つくる責任」となっている）に関連している。これから人口も、経済も伸びていくアジア地域でSCPを定着させないと、持続可能な社会なんてできっこないというわけで、アジア地域でSCPを定着させる政策を提言するというのがこのプロジェクトの目的である。
展开▼
