ユニバーサルデザインを実現するためのユーザビリディ/アクセシビリティの取り組み

摘要

1980年代後半から多くの家電商品にマイコンが導入され，多機能化に加え，商品の複合化や融合化など技術の進展に伴い商品#12539;サービスが多様化し，ライフスタイルの変化に合わせ利便性が一段と向上してきた。一方，商品やサービスを享受する人はというと，高齢化が進む中で「機器を使いたいけど使えない」「使い方がわからない」「もっと簡単でシンプルにして欲しい」「取り扱い説明をわかりやすくしてほしい」などの不満や要望も増加してきている。 他方，海外に目を向けると，欧州ではユーザビリティ標準化や，北米のアクセシビリティ法律などグローバルスタンダード化も進行してきている。 このような背景の中で，全社的に取り組んできた，当社における「人にやさしく使いやすい商品づくり」活動や最近のユニバーサルデザインの実現に向けたユーザビリティ活動について，加齢配慮への商品づくり#12539;標準化#12539;アクセシビリティ，ならびにユーザー参加型の商品開発プロセスなど主な取り組みを紹介する。