APD（振幅確率分布）を用いた放射妨害波測定法の提案－CISPR/Aの動向

摘要

ディジタル通信の品質劣化と相関の高い妨害波パラメータとしてAPD（振幅確率分布）が有効である。CISPR（国際無線障害特別委員会）のA小委員会（無線妨害波の測定と統計的手法）ではAPDを用いた放射妨害波測定法の検討を行っている。 本稿では、測定装置の仕様、放射妨害波測定への適用方法について紹介するとともに、APDを用いた妨害波許容値の設定法について提案を行う．