平成15年1月20日付にて,日本工業規格(以下,JISという)「アーク溶接及びプラズマ切断用シールドガス(JIS Z 3253)」が,制定#12539;公示された.この規格は,平成11年度から(社)日本溶接協会溶接棒部会技術委員会において,協会規格の見直しをきっかけとして検討が始まったものである.検討過程で日本産業ガス協会の協力も得て,国内の工業ガス関連の各会社へのアンケートなども実施され,平成13年度に(社)日本溶接協会と日本産業ガス協会が中心となって原案作成委員会が設置され,制定に至った.本稿では,新しく制定された本規格のポイントを解説するとともに,関連する国際規格(以下,ISOという)との差異や,審議時に検討された点などについても一部紹介する.
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