メソトレキセート単独療法により皮膚硬化の改善を認めた限局性強皮症の1例

摘要

16歳女.受診1年前から左前額部の皮疹を自覚,皮膚硬化，範囲の拡大を伴ったため当科紹介受診.初診時，左前額部に帯状の褐色皮膚硬化局面を認め，病理組織所見で膠原線維の膨化，変性,小円形細胞浸潤を膠原線維間に認め限局性強皮症と診断.メソトレキセート単独療法を開始，皮膚硬化の改善を認めた1例と限局性強皮症の治療について考察を加えて報告する.