イスビル再生計画

摘要

既存建物は築53年の階段室型のオフィスビ ルであった. 事業主は本建物を取得したが，既存不適格 調査を行うと，容積率や道路斜線等の「違 法」部分と，耐震強度や避難経路の「既存 不適格」部分が混在する建築となっており， 賃貸させることができなかった.また，才フィ スビルとしても狭いEVや，階段室からのァ プローチ計画，採光や通風が満足に確保さ れてない等.商品価値も低い状態であった. 違法部分の是正により，EVの新設，減築に よる耐驟改修や避難経路の確保を行い，ウ インドキャッチやライトウエル等の環境装置 としての機能を付随させた.適法化のプロ セスによって生まれる操作によって，新しい 才フィス環境としての再生も行った.