離乳舎における様々な水圧とニツプルのオリフィス孔径による流水量と使用水量

摘要

暑い季節になると,豚は給水器から水を長時 間出す傾向がある。水で体を濡らすことで体感 温度を下げようとするためだが,同時に消費さ れる水量が増える。通常よりも出される水量が 多くなれば,浄化槽への負荷も大きくなってし まう。そこで,今回は離乳子豚が必要とする水量を確保したうえで，どの程度の水圧とオリ フィス孔径（水圧や流量を調整するために，流体 を通す管の内部に設けた穴のこと）であれば無 駄なく給水できるのか,かつ飲水投薬する場合 にどの程度の水，ひいては薬剤を節約できるの かを調査した研究を紹介する。