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P-8 当院におけるRhD陰性患者へのRhD陽性血液製剤の輸血の解析

机译:P-8 当院におけるRhD陰性患者へのRhD陽性血液製剤の輸血の解析

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摘要

患者がRhD陰性であった場合,本来であればRhD陰性の血液製剤を選択するが,通常, 院内在庫としてRhD陰性の血液製剤を保有していることはない.医療の現場では患者に緊急で輸血を 行わなくてはならない場合があり,特に大量出血では救命を優先して,RhD陽性の輸血を行わざるを 得ないことがある.またRhD陰性患者にRhD陰性血小板が入手できないケースもある.今回,当院 でRhD陰性患者にRhD陽性の血液製剤を輸血した症例について調査したので報告する.[対象およ び方法】2015年4月~2019年3月の期間でRhD陰性患者へRhD陽性の血液製剤が輸血された8症 例(年齢31歳~85歳,男性4名,女性4名)を対象に輸血した製剤種,不規則抗体産生の有無および 輸血副反応について調査した.【結果】RhD陰性患者へRhD陽性血液製剤を輸血した8症例の内訳は, RBCのみ輸血が1症例,PCのみ輸血が2症例,RBC, FFP, FC輸血が3症例,FFP, RBC輸血が 2症例であった.緊急用O型RhD陽性RBCの使用が5症例であった.輸血後フォローアップ実施は 4症例であり,2症例で輸血後不規則抗体検査で陽性を認めた.不規則抗体検査陽性2症例のうち1 症例は,抗。,抗C,抗eを認めた.もう1症例は抗Dは検出されず抗Fybのみを認めた.RhD陽性 血液製剤の輸血による明確な輸血副反応は認めなかった.[考察】緊急輸血が必要な患者がRhD陰性 の場合,救命優先のためRhD陽性の血液製剤を輸血することがあり,救命後の不規則抗体検査等によ るフォローアップは重要である.今回,フォローアップされた4症例のうち2症例で不規則抗体検査 が陽性となり,1症例はRBC, FFP, PCをもう1症例はPCのみを輸血していた.RBC, FFP, PC 輸血症例は初回輸血であり,今回の輸血で不規則抗体を産生したと考えられた.PC輸血症例は,他院 で輸血をしており,抗Fybは当院の輸血で不規則抗体を産生したかは不明である.血漿製剤のみの輸 血では不規則抗体産生の可能性が低いと考えられるが,症例数が少ないため,今後更にデータを蓄積 し検討していきたい.

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