ご挨拶

摘要

第29回日本輸血?細胞治療学会秋季シンポジウムを開催するにあたり,会長として挨拶を申し上げます.感染状況を鑑みて,ハイブリッド開催（現地講演,ライブ併用）,一部オンデマンド配信の形態での開催を予定しております.感染状況により,開催形式が微調整される可能性はゼロではありませんので,第29回日本輸血?細胞治療学会秋季シンポジウムのHPでの最新情報を確認していただけるよう,お願い申し上げます.さて,新型コロナウィルス感染症,第7波の中,自身初めて,コロナによる自宅待機をしているところで,この挨拶を執筆しております.このコロナ禍の中,人生観職業観,死生観など,ご自身の心持に変化が生じていることと存じます.本シンポジウムは,『革新が求められる輸血医療』をメインテーマとして,最新の細胞治療,臨床輸血看護師の活躍促進,無人航空機など新しい物流への模索を取り上げました.東京大学医科学研究所附属病院の長村登紀子先生と企画会議を重ねた結果の自画自賛するプログラムですが,皆様の心に響くものになることを期待します.HP開設当時に最初の会長挨拶を掲載しております.ここでの挨拶では,会長自身が輸血医療のほかに,臨床倫理認定士,医療安全管理者として，倫理,医療安全に係わっていることから,その関連した内容の講演について一部を紹介します.