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1.輸血管理部門による新鮮凍結血漿融解の効果に関する検討

机译:1.輸血管理部門による新鮮凍結血漿融解の効果に関する検討

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摘要

【背景】新鮮凍結血漿(FFP)は不適切な取り扱いによって破損,成分の変性あるいは細菌汚染などが起こる可能性がある.当院では輸血管理体制の強化を目的として,従来は診療部門においてすべて行われていたFFPの融解の一部を輸血管理部門で行い始めた.そこで今回,輸血管理部門でのFFP融解の効果について検討したので報告する.【対象】2019年1月から2022年6月までに当院において使用されたFFP24,021単位(10,256本)および廃棄?返品となったFFP170単位(80本)を対象とした.2019年1月から2020年5月をI期,輸血管理部門で融解を開始した2020年6月から2021年12月をII期,さらに2022年1月から6月をIII期とし,各期間におけるFFP使用量,廃棄量,血液センターへの返品量およびその理由について解析した.【結果】I期におけるFFP使用量は9,272単位(4,027本)であった.II期での各診療部門および輸血管理部門で融解したFFP量はそれぞれ11,707単位(4,931本),1,964単位(785本)であり,III期は3,042単位(1,298本),607単位(206本)であった.FFPの購入金額に占める廃棄金額の割合はI期で0.76,II期で0.43, III期で0.06と減少傾向を認めた.FFPの廃棄あるいは血液センターへの返品はI期で45本(1.1), II期で29本(0.5),III期で0本と減少傾向であり,これらのうち原因が融解時の破損であったのはI期で24本,II期で11本であった.【結語】輸血管理部門でのFFPの融解開始に伴い廃棄率は減少しており,とくに破損に起因する廃棄あるいは返品が減少していることが確認された.現状では輸血管理部門ですべてのFFPを融解することは困難であり,今後も破損理由の解析を継続し,輸血管理部門で融解を行うべき事例を選定することで,低い廃棄率を維持していきたい.

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