P-48 当院における安全な輸血日当直業務実施に向けてのトレーニングについて

摘要

当院は726床を有する3次救急医療機関であり，緊急輸血の多い現状がある.輪血日当直 業務は現在，輸血部?臨床検査部（輸血経験者）?病理部の技師13名の中から1名体制で担当してい る.より安全な日当直体制を目指し,当直者への研修を実施したので報告する.［方法】当院では通常,輸血製剤請求はオーダリングが必要だが,血液型未確定時に製剤を出庫する際 は，複写式伝票を使用している.救命センター外来と输血部に超緊急時用RBC, FFPをそれぞれ6 単位ずつ待機しているため,複写式伝票を自ら作成し,製剤を準備する機会が減っている.そこで緊 急輸血追加依頼に安全かつ迅速に対応するため,緊急輸血製剤依頼から出庫までのトレーニングを輪 血部技師以外の7名に年2回,計4回実施した.また,安全な輸血当直を行うために注意している事 や工夫を抽出するためのアンケートを実施した.