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SP-11 ABO主及び主副不適合臍帯血移植の生着後におけるレシピエント由来抗A,抗Bの推移に関する検討

机译:SP-11 ABO主及び主副不適合臍帯血移植の生着後におけるレシピエント由来抗A,抗Bの推移に関する検討

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摘要

【目的】ABO不適合移植後早期に,生着したドナー血液型抗原とレシピエント(以下:R)由来抗A や抗Bによる直接抗グロブリン試験(以下DAT)陽性,及び溶血を認める例が存在するが,生着後の 輸血依存期を脱却した患者においては稀である.今回,ABO主及び主副不適合移植の生着後における R由来抗A,抗Bの推移を検討したので報告する.【方法】2016年5月~2019年3月にABO主及び主 副不適合臍帯血移植を行った57例(主40例,主副17例)の移植後で直近3ヶ月以内に輸血歴がない 時点を初回検査とし,ドナー血液型抗原に対する抗Aや抗Bが残存した例はさらに3ヶ月毎に追跡し た.検査法は血液型検査,DAT, ABO遣伝子検査を行い,R由来抗A,抗Bの残存率,及び抗体が 残存する要因の特定について患者背景より多変量解析を実施した.【結果】初回検査日の中央値は移植 後148日であり再発例は無く,ABO遺伝子型は全例ドナー型へ変化していた.ドナー血液型抗原に対 する抗体の残存は57例中7例(12.3,抗A:6例,抗B : 1例)であった.DAT陽性で解離試験抗 A検出が2例あったが溶血所見はなかった.7例中6例が追跡可能であり4例は追跡中に抗体陰性化, 残り2例(抗A)はday713, 843の時点でも陽性が継続していた.一方,陰性化した4例はそれぞれ day227, 252, 459, 461で陰性化した.追跡中に明らかな溶血を認めた例はなく,DATも全例陰性で あった.患者背景や移植時のリスク因子,前処置の強度,血液型の組合わせなど多変量解析を実施し たが,抗体が残存する要因となる因子の特定には至らなかった.【考察】移植後の輸血依存期を脱却し た再発所見のない症例において,ドナー血液型抗原に対するR由来抗A (抗B)の残存する例が僅か に(最終的に2例:3.5)存在するが,溶血所見を認めずドナー血液型抗原と共存しており臨床上問 題は認めなかった.しかし,R由来抗体の残存はドナー血液型への変更可否に影響を与えるため,ド ナー血液型変更に伴う患者認証の適正化が行えず,輸血実施に伴う医療安全上の問題が残り更なる検 討が必要である.

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