コルヒチンとプレドニゾロンが奏功したNeutrophilic dermatosis of the hands の1例

摘要

82歳男.初診3週前から両手の腫脹と手背優位の暗紫色局面を自覚.経過中に新生した水疱を混じる浮腫性紅斑から好中球性皮膚症を疑い，皮膚生検後にコルヒチン開始.病理所見では真皮浅層の浮腫と中層までの密な好中球浸潤を認めた.血液?画像検査にて明らかな合併症なし.コルヒチンにて症状軽快するも残存したため,プレドニゾロン併用し症状寛解.本症はSweet病の亜型とされる.自験例では早期診断により良好な治療経過を得た.