西宇和地域における かんきつスマ一卜営農体系の 実証,普及

摘要

JAにしろわ管内は、リアス式海岸沿いの急 傾斜地（15度以上が71)に柑橘産地が形成さ れ、「耕して天に至る」と形容された、石積階段 畑が広がるエリアで、日本農業遺産にも登録さ れた全国有数のかんきつブランド産地です。しかし、厳しい作業環境のため、機械化が困難であり、生産者の高齢化や労働力不足によって 産地の維持が危ぶまれる状況にあDます。一方 で、慢性的な水不足解消のため、「国営南予用水 土地改良事業」による農業水利施設を整備し、防 除,干ばつ時のかん水,台風通過後の除塩対策 等、スプリンクラーが多目的に利用されており、 当地域の栽培の根幹技術として機能しています。