災害対策にも貢献する顧客情報管理マッピングシステムPIASGIS-FILER

摘要

都市ガス関連の測量、設計などを得意とする東京技工㈱が顧客情報の一元管理に特化したマッピングシステム、PIASGIS-FILERを開発し、販売している。地形情報に市販の地図ソフトを利用し、顧客管理台帳の住所データから地図上に位置を自動でプロットし、プロットされた顧客位置シンボルと顧客台帳がリンクすることで、相互検索による管理を実現した。また、本システムの想定されるユーザーである都市ガス、液化石油ガス、宅配水、ケーブルテレビなどの事業者が、競合他社情報を登録することで、営業戦略の「見える化」にも真価を発揮する。現在、都市ガス事業者や液化石油事業者を中心に導入実績を増やしているが、オプションの「ハザードマップ管理システム」は災害対策、災害発生後の被災·状況把握などに活用でき、今後の採用の拡大が期待される。