倦怠感が続く高校3年生

摘要

17歳，男性 だるくて勉強ができない.母親とともに来院.生来健康であったが，数力月前から全身倦怠感が出現した.だるくてしょうがなく, 体を動かすのもおつくうになり，食欲も低下した.勉強に集中できなくなり，近医で相談しても原因不明であった ため，母親が心配し，精査を希望して受診した. 大学受験を控えており，健康にはありとあらゆる手段を使って日頃から十分に注意している.母親の教育熱は 高く，何としても治してほしいと切実に訴えている. 睡眠は十分にとれている.体重減少はない.日常生活に差支えはなく，学校にも毎日登校している.スポーツ はしていない.