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ケースでわかる処方箋のチェックポイント外来?薬局感染症学7肺炎(市中肺炎?非定型肺炎)

机译:ケースでわかる処方箋のチェックポイント外来?薬局感染症学7肺炎(市中肺炎?非定型肺炎)

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摘要

症例:17歳,女性(身長158cm,体重52kg).既往歴や定期内服薬なし。内科(診療所)からの処方箋を持参し来局した。Rp1.アジスロマイシン250mg1回2錠1日1回朝食後3日分Rp2.ツロブテロールテープ2mg1日1回5日分Rp3.アセトアミノフェン200mg1回2錠 発熱時10回分。チェツクポイント:.原因微生物を考慮した抗菌薬が処方されているか?.抗菌薬の投与期間は適切か?今回のケースの解説:1.抗菌薬の使用目的:市中肺炎の原因となる微生物として,肺炎球菌,インフルエンザ菌,肺炎マイコプラズマ,クラミジア属,レジオネラ?ニューモフィラ,ウィルスなどが考えられ,細菌性肺炎,ウィルス性肺炎および非定型肺炎に分類されます。臨床症状からの鑑別として,「成人肺炎診療ガイドライン2017」では表1のように提案されており,非定型肺炎ほど年齢が6歳未満で,基礎疾患が少なく,頑固な咳があり,聴診所見に乏しく,喀痰が出にくいという特徴があります。非定型肺炎の原因微生物には肺炎マイコプラズマやレジオネラ属などがあげられ,これらの病原微生物は細胞内寄生性があるため,ヒトの細胞内にも移行しやすいマクロライド系薬,キノロン系薬およびテトラサイクリン系薬などで治療されます。マイコプラズマ肺炎の特徴として小児や若年成人に多く,抗原検査や核酸同定検査を用いて診断されます。また,比較的重症化しにくいため通常外来で治療されます。2010年代にはマクロライド耐性のマイコプラズマの増加が問題となりましたが,現在は減少傾向のため,治療はマクロライド系薬を第一選択とします。ただし,マイコプラズマ肺炎は抗菌薬投与後2?3日で解熱することが多いため,これ以降に解熱を認めない場合はマクロライド耐性の肺炎マイコプラズマを疑いキノロン系薬が投与される場合もあります。特に,日本では経口のマクロライド系薬およびキノロン系薬の使用頻度が高いことが問題となっているため,本当にこれらの抗菌薬の使用が必要なのかを確認することは重要です。また,マイコプラズマ肺炎は家族内感染することもあり,マスクの着用やタオルなどの共有を避けるなど,家庭内での基本的な感染対策の徹底も重要となります。

著录项

  • 来源
    《薬事月刊》 |2022年第15期|121-124|共4页
  • 作者

    三星知;

  • 作者单位

    下越病院薬剤課;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 药学;
  • 关键词

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