二ッスィにおける人工種苗利用促進導入のメリッ卜、デメリットとは

摘要

現在、プリ養殖における種苗の供給源は、天然モジヤコが2ooo万-2500万尾で推移し、人工種苗が200万尾程度とされています。いまでこそブリ養殖での活用も一般的になりつつありますが、人工種苗の養殖業界での利用は、1970年代後半に種苗生産技術が開発された後も長らく普及することはありませんでした。プリの天然資源自体も199o年代以降は増加傾向と考えられており、稚魚期の資源量指標(モジヤコ来遊量指数)も2 016年に最大と報告されています"。このように天然資源(天然モジヤコ)が安定していることから、資源の枯渴が懸念され稚魚採捕規制の動きがあつたクロマグロに比べて、プリ人工種苗の注目度は低い状態がつづいていました。