読者の声

摘要

ひきこもりの当事者の手記とその解説を組み合わせたもので，今までに出会ったことのないタイプの記事として興味深く読んだ.ひきこもりの一例と理解するべきであろうが,本人と周辺の大人との開係性の重要さががよく理解できた.また著者の一人で解説者の近藤氏との信頼関係もうかがい知れた.(沖纏支部?大倉信彦)ひきこもりの類型は，森長さんの記述から，経済的に困窮している例，ニつ目に本人?家族に経済的要因も含めてケアが必要な例，三つ目に束縛型のように整理できるのかなと思った.「子どもにとって居心地の良い学校」を再構築するとある力それは難しいのではないか.教員の人権もまともに保障されていないし，その中では子どもの人権もまともに保障されない.昔から管理教育がある.学校は，社会の縮図だとする理解がある(特別関係論).ここから,子どもは大人に従わせるべきだ，という振る舞い方がでてくる.学校が社会の縮図?反映でもあつて，少なからずある現実を反映させている.