Q24 :コリンエステラーゼ阻害薬を使用する際に重要となるコミュニケーションは？

摘要

コリンエステラーゼ阻害薬は,アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症の認知機能低下による症 状を一時的に改善する効果が期待できること,しかし疾患の進行を止めるものではないことを伝えます。 投薬の効果について介護者の評価が重要となるため,患者の症状について確認します。認知症患者では服 薬アドヒアランスが低下することが多く,過量内服や飲み忘れについて介護者に注意を促す必要がありま す。認知症診断早期から社会資源の紹介やAdvance Care Planning,将来の計画について相談にのる など，post-diagnostic supportが重要となります。