低温固相接合の技術開発 スポット鍛接法により金属部材の拡散接合を実現: 主要技術：固相拡散接合，低温圧接，点接合，通電·間接加熱，アルミニウム箔: 主要技術：固相拡散接合，低温圧接，点接合，通電·間接加熱，アルミニウム箔

摘要

2022年国際ウエルデイングショーにおいてSDGsへの貢献を目的とする製品と技術が多数展示されていた。SDGsのゴール13「気候変動に具体的な対策を」に関連し，当社でも輸送機器の軽量化に役立てるため樹脂金属接合を行う電極機構ならびにアルミニウム合金向け溶接ガンを備えたスポット溶接システム，各種金属板を接合するためのレーザ溶接システムの製品を紹介した。また，ゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に関連して，研究·特許申請中の固相接合技術のパネル展示を行った。この技術は，抵抗溶接などの溶融接合法では難しいとされている異種金属の接合としても知られており，ショー会場にてもEV化を進める自動車メーカーの方々から大きな期待が寄せられた。その施工パラメータとして温度と加圧が重要であり，当社の抵抗スポット溶接装置の設計·製造で培った通電加熱·加圧力制御および筐体設計などの技術の延長として技術確立と製品開発を始めた。なお，接合技術確立においては富山県産業技術研究開発センターと共同研究で開発を進めている。