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4-2.緊急輸血患者における情報共有の重要性を感じた1症例

机译:4-2.緊急輸血患者における情報共有の重要性を感じた1症例

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摘要

【はじめに】本院が位置する長崎県佐世保市は,米海軍基地を有する国際色豊かな港街である.搬送される患者は国籍?人種にも多様性が見られる.我々は今冋,本院での救急処置後に転院となった際にRhD陽性血の大量輸血?検査法の違いに起因した血液型判定の相違が生じた症例を経験したので報告する.【症例と経過】20XX年12月深夜,米海軍在籍の20歳女性が交通外傷性骨盤骨折にて当院搬送.来院時JCS200,血圧90mmHgでショック状態であった.来院時,血液型検査は試験管法でO型RhD判定保留,不規則抗体は自動機で陰性判定であった.RhD陰性血を取寄せる時間的余裕はなく,やむなくRhD陽性のO型Ir-RBC-LR24単位,AB型FFP-LR480 2本,O型FFP-LR480 3本が緊急輸血された.本院にて骨折に対する創外固定施行後,翌朝県内の大学病院へ転院となった.この緊急検査時,輸血検査担当者不在のためD陰性確認試験は実施できていなかった.【検査結果】大学病院輸血管理室(以下,輸血管理室)では,採血後マイクロプレート法により患者血液型がO型RhD陽性と判定され,本院の診療情報書より伝達されたO型RhD陰性患者にO型RhD陽性の赤血球製剤を輸血したとの情報と不一致が指摘された.輸血管理室より当検査室へ血液型検査結果並びにRhD陽性を輸血した単位数の照会があり,本院輸血検査担当者による検査結果確認並びにD陰性確認試験を輸血前検体で実施した.本症例はWeakDが示唆された事を輸血管理室へ伝達.後日,日本赤十字社によりWeakDであると判定され,再度輸血管理室へ連絡を行った.【考察】血液型検査に影響を及ぼすほどにRhD陽性血が大量輸血されていたが輸血担当技師同士による病院間の情報共有にて誤った輸血を防ぐことができた.本院でD陰性確認試験が実施出来ずにいたことは診療情報書等での情報共有は困難であったと考えられる.本症例は,情報共有の重要性,検査法の特性を熟知する事の重要性を痛感したー症例であった.

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