要旨:思春期?若年成人(adolescent and young adult : AYA)世代胸部悪性腫瘍患者36例を後方視的に検討した.肺癌/胸腺腫瘍/原発不明癌が31/4/1例,performance status (PS) 0/1は33例,1例を除いて併存疾患はなかった.肺腺癌18例中EGFR遺伝子変異陽性は6例,ALK融合遺伝子陽性は4例だった.生存期間中央値(median survival time : MST)は全体で69.4ケ月,肺癌で32.8ヶ月だった.PS良好で併存疾患が少なく遺伝子変異陽性が多いことがAYA世代患者の特徴であり,予後延長に寄与した可能性がある.
展开▼