新潟県食品ロス消減推進計画素案2030年度に食品ロス量を7.3万t以下に

摘要

新潟県は，食品ロス削減推進計画素案を公表し，1月20日までパブリックコメントを行った。計画では，基本理念を「食べ物を大切にする持続可能な地域社会づくり」とし，計画期間は2022年度から30年度までとしている。消費者，食品関連事業者，関係団体，県?市町村の役割と行動を示し，これを理解し，実践することが重要だとした。具体的な施策は，①教育及び学習の振興，普及啓発等，②食品関連事業者等の取り組みに対する支援，③情報の収集及び提供等，④未利用食品の活用に向けた支援等をあげている。数値目標も設定しており，30年度までに食品ロス量を現状の9.0万tから7.3万tとし，問題を認知し，複数の取り組みを行う県民の割合を現状の8割から9割以上にするとした。ここでは，素案の概要を紹介する。