首页> 外文期刊>産業衛生学雑誌 >中小企業における就業配慮を要する状況下での治療と仕事の両立支 援を促進し得る要因:協働的風土ならびに被援助に対する態度に着目して
【24h】

中小企業における就業配慮を要する状況下での治療と仕事の両立支 援を促進し得る要因:協働的風土ならびに被援助に対する態度に着目して

机译:中小企業における就業配慮を要する状況下での治療と仕事の両立支 援を促進し得る要因:協働的風土ならびに被援助に対する態度に着目して

获取原文
获取原文并翻译 | 示例
           

摘要

目的:「治療と仕事の両立支援」に関する先行研究 では,従業員数300人未満の中小企業では両立支援の認知 度が低いとともに,労働者が病気の治療のため通常勤務 が難しいと職場に支援を申し出ることにメリットよりも デメリットを強く感じていることが報告されている.本 研究では,職場の協働的風土ならびに労働者の被援助に 対する態度に着目し,中小企業の労働者において,就業 上の配慮を要する状況下での両立支援の申出意図を促進 し得る要因を検討した.対象と方法:わが国の業種?従 業員規模別の就業人口割合の縮図となるようサンプリン グされた,中小企業勤務の20歳?64歳の正社員で,病気 による1ヶ月以上の病気欠勤,病気休職,時短勤務など の就業制限を受けたことがない労働者モニター 3,286人を 対象としてインターネット調査を実施した.職場の協働 的風土および被援助に対する肯定的態度の測定尺度とと もに,産業保健スタッフの有無,経営トップの健康関連 指針の有無,勤務先の経営状況,柔軟な勤務?休暇制度, ?相談窓口の有無,職場外での相談相手の有無ならびに基 本属性を尋ねた.さらには,治療と仕事の両立支援の リーフレットを提示し概要を把握させたうえで,回答者 本人ががんや脳卒中などに罹患し,主治医からこれまで 通りの勤務は難しいと指摘された場面を想定させ,この ような状況下での両立支援の申出意図を尋ねた.協働的 風土および被援助に対する態度を主たる説明変数,両立 支援の申出意図を目的変数とした多重ロジスティツク回 帰分析を実施した.結果:両立支援についてのリーフ レット提示後には,研究参加者の約75が両立支援について積極的に申し出る意図を報告した一方で,申出に積 極的でない者も約25見られた.協働的風土が最も低い グループと比較して,協働的風土が最も高いグループで は有意に多くの者が両立支援の申出意図を報告した (オッズ比:1.5, 95信頼区間:1.1?1.9).同様に,被 援助への肯定的態度が最も低いグループと比較して,肯 定的態度が最も高いグループでは有意に多くの者が両立 支援の申出意図を報告した(オッズ比:1.4, 95信頼区 間:1.1?1.7).経営状況,柔軟な勤務?休暇制度の有無 相談窓口の有無,および職場外での相談相手の有無も両 立支援の申出意図と有意な関連が認められた(オッズ 比:1.3?2.0).従業員規模による層別分析の結果,従業 員数50人未満の層では被援助への肯定的態度と両立支援 の申出意図との関連は有意でなく,協働的風土の強さの みが両立支援の申出意図と有意に関連していた.考察と 結論:中小企業においても,両立支援の認知度を向上さ せることで労働者の支援の申出意図を高める可能性が示 唆された.その一方で,産業保健スタッフや柔軟な勤 務?休暇制度の有無などの要因とは独立して,協働的風 土や被援助に対する肯定的態度は両立支援の申出意図と 有意に関連していた.両立支援について認知してもなお 支援の申出に消極的な労働者に対しては,集団分析や職 場環境改善プログラムによる職場風土の改善,および、社 内研修における好事例の情報提供による被援助への肯定 的態度の強化などによって両立支援の申出を促進し得る 可能性が示唆された.

著录项

获取原文

客服邮箱:kefu@zhangqiaokeyan.com

京公网安备:11010802029741号 ICP备案号:京ICP备15016152号-6 六维联合信息科技 (北京) 有限公司©版权所有
  • 客服微信

  • 服务号