首页> 外文期刊>新建築 >閖上わかばこども園
【24h】

閖上わかばこども園

机译:閖上わかばこども園

获取原文
获取原文并翻译 | 示例
           

摘要

2011年の東日本大震災によって名取巿閖上の街は壊滅した.1955年に開園した閖上わかば幼稚園も全壊し,閉園を余儀なくされる.プレ八ブ園舎での即時再開は困難となり,隣接の美田園に仮設園舎を建て,保育を再開したのは3年後の2014年4月だった「必ず閑上に戻る」という佐々木一十郎理事長の強い意志を受けて,私たちは仮設に甘んじない快適性を持ちながら,街が再建した時に容易に移築可能な園舎として「美田園わかば幼稚園」(本誌1406)を設計した.移築という条件が,木造ユニット化した独立櫓と回廊をテント膜の屋根で繋ぐ1室空間のアイデアを生み,内部は家具で仕切り,保育室兼遊戯室とした.2019年5月,閑上地区は萬上げ造成と区画整理を完了して「まちびらき」となる.再建した閑上地区では市立小中学校?保育園に隣接する場所に移転用の土地が用意され,周囲には災害公営住宅と戸建住宅用区画への子育て世帯の転入が始まっていた.そうした新しい閑上地区の発展に貢献するために,乳児も受け入れる「こども園」として移転計画が始まった.保育棟を新設し,移築するテント園舎には遊戯室を兼ねた多目的ホールと職員室など管理諸室を割り当てた.その際,屋根ボリユームをそのままに,内部を南北に3分割して,中央の多目的ホール上部の櫓スパンを5.4mから9mに拡大した.外周の回廊では雨の吹き込みが課題であったため,1.8mの庇を追加した.このような変更や改良に関わる部分には新材を使用しているが,多くは旧材を再利用することができ,木造建築の柔軟性を実感した.また保育を継続しながらの移転という課題に,保育棟を先行して完成させ,引越し後,旧園舎の解体移築を2力月半の短工期とすることで対応できた.このことに膜屋根や木造軸組のユニッ卜化が大ぎく貢献している.美田園の街角にシンボルとして8年間建ち続けた膜屋根園舎が,再建した閖上の中心に地域住民ち利用する「集まりの場」=新たなシンボルとなった.櫓の頂部に鎮座する小径木によるアーチ構造は,私たちプレイグラウンド?サポーターズが南三陸で自作したシェルタ一(本誌1112)に由来している.10年の時を経て,それが街の復興を照らし続ける建築として着地できたことに感謝したい.

著录项

  • 来源
    《新建築》 |2022年第10期|66-73|共8页
  • 作者

    石原健也; 石森史寛;

  • 作者单位

    石森建築設計?デネフェス設計企業体;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类
  • 关键词

获取原文

客服邮箱:kefu@zhangqiaokeyan.com

京公网安备:11010802029741号 ICP备案号:京ICP备15016152号-6 六维联合信息科技 (北京) 有限公司©版权所有
  • 客服微信

  • 服务号