来たるべき時代に向けた接合科学研究所の取り組み

摘要

少し古い話題になりますが、2016年9月25日放送のNHKスペシャル「縮小ニツポンの衝撃」という番組で、人口減少によって地域行政、民間企業経営、市民生活などのあらゆるレベルで立ち行かなくなり、ひいては国家の破綻へと繋がる近未来像を目の当たりにし、一視聴者として大きな衝撃を受けました。最近では、昨年5月24日開催の国立大学附置研究所?センター会議総会において、筑波大学の永田学長の特別講演があり、人口減少に伴う大学が直面する課題のひとつとして、「入学者の質と入学定員」の未来予想図をどう考えるか?、を問われました。一聴講者として大学が直面する大きな課題を理解しました。その直後、昨年6月に文部科学省より「国立大学改革方針」が提示されました。7つの取り組むべき方向性のーつに「国立大学の適正な規模」が掲げられており、各大学が求められる役割を果たすために必要な規模の在り方について議論をするように促されています。