環境技術士にNEXTチャレンジ！第14回揮発性有機化合物の測定方法/航空機騒音の測定条件

摘要

測定方法には、①へッドスペースガスクロマトグラフ(GC)質量分析法、②バージ?トラップGC質量分析法、③溶媒抽出?GC法等がある。試料中のVOCをへキサンで抽出し、抽出液を電子捕獲検出器(ECD)のGCに注入して求める。準備操作として、あらかじめVOC混合標準液2μlを、マイクロシリンジを用いて分取後、直ちにGCに導入し、ガスクロマトグラムを記録して、VOCの保持時間の位置を確認する。測定操作として、試料40mlを共栓メスシリンダー50mlにとり、へキサン10m~2を加えて密栓し、10～20秒間激しく振り混ぜた後に静置する。へキサン層の一定量をマイクロシリンジを用いてとり、直ちにGCに導人しガスクロマトグラムを記録する。準備操作であらかじめ記録してあるVOCの保持時間に一致していることを確認し、保持時間に相当する位置のそれぞれの指示値を読みとった後、検量線からVOCの量を求め、VOCの濃度を算出する式から、VOCの濃度を求める。