横浜北西線の整備

摘要

横浜市の道路は，高度経済成長期における人口の増加とともにモーターリゼーシヨン社会が到来し，道路整備が追いつかない状況がしばらく続いた。このため，市域全体としての計画的な道路網の整備が遅れており，都市計画道路の整備率は68.5% (平成31年3月時点）と政令指定都市の中でも低い数字を示している。このような状況のなか，市内各地域との結びつきを強め，首都圏や全国の主要都市間との間の利便性を高めるために，放射環状型の道路ネットワークの形成を進めており，環状2号線などの整備に取り組んできた。さらに，横浜市の都心から10?15kmを環状につなぐ，市道路網の骨格となる高速道路として横浜環状道路事業（横浜北線，横浜北西線，横浜環状南線，）を進めてきたところであり，平成29年3月に開通した横浜北線の延長となる横浜北西線が令和2年3月22日にいよいよ開通を迎える。