「害獣」を「まちの財産市民 . 企業 . 行政のバートナーシップによる社会的課題解決を目指す ~SDGsの取り組み~

摘要

これまで、人間の都合で「害獣」と呼ばれ駆除されてきたニホンジカ。その命に対する敬意と価値を見出すため、私達は岩手県初となるジビエ加工工場を円滑に運営する事業を軸に、捕獲したシカの活用率10 0%を目指した新規ジビエ事業や自然の魅力を体感するッーリズム、地元猟友会と協働したハンター人材育成で構成される「大槌ジビエサィクル」を醸成させることで、持続可能な地域作りに貢献したいと考えている。また、汎用性のある本事業を1つのモデルとし、他地域へ横展開することで広域連携を構築し、各地域の関係.交流人ロの拡大も図りたい。それが地域の課題解決に資することを証明し、ジビ工業界全体の底上げと、ジビエを日本の誇れる文化に発展させることに寄与すると考えるからである。