低コスト、通貨安で果物輸出用のKライナー需要が拡大する南米

摘要

ファストマーケッツRISIがコロンビア、チリ、ペルー、エクアドルの関税当局から得たデータを検証したところによると、南米太平洋岸から輸出される果物やナッツ類の数量が、2022年は前年比△6.8%と減少し、1,423万tにとどまったという。この統計データでは国際商品分類のHSコード第08類に属す製品を対象としているが、その中身を説明する日本語訳には「食用の果実およびナッツ、かんきつ類の果皮ならびにメロンの皮」と記されている。前出4ヵ国からの輸出は、2021年には合計1,528万t、金額にして156億8,000万ドルに上り、前年を△4.2%下回っていた。