人口減少時代を迎えた局面での大学教育

摘要

人口爆発時代を経て、いまや日本人の人口は急激に減少する局面に入った。右肩上がりと右肩下がりでは全く印象が異なる。イヶイヶドンドンで拡大路線に従って進んでいたものが縮小を余儀なくされ、元気も無くなりジリ貧になっていく。18歳人口が右肩下がりの世の中で、当然大学も縮小路線を余儀なくされる時代である。2019年6月18日に文部科学省から発出された国立大学改革方針では、国立大学の適正な規模という文言が記載されている。ほぼ同時期の6月21日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」でも大学改革として大学の連携?統合が明記された。これをピンチと捉えるのではなくチャンスと捉えると、「元気も無くなりジリ貧になっていく」ことが回避できるかもしれない。