ミキサ回転方向による高強度コンクリ一卜練混ぜへの影響について

摘要

近年，高強度·高流動コンクリートのような高粉体量の配合が多くなってきている。これらは，従来の低スランプコンクリートに比べ，粗骨材割合が少ないため，コンクリートミキサによる練混ぜ時間は長くなる傾向にある。そのため2軸強制練りミキサの高性能化が求められている。筆者らはミキサの回転方向に着目し，回転方向によるミキサ内での流動の違いを可視化実験手法により明らかにした。本研究では，その可視化実験の実証試験としてテストミキサにて高強度コンクリート配合のモルタルを練混ぜてその影響の違いを確認した。そして，回転方向を組合せ新しい練混ぜ方式のミキサを考案しその性能を検証した。