～第481回「生存圏シンポジウム」から～バイオナノマテリアルの最新研究成果発表を1,100名余が聴講

摘要

去る10月27日、京都大学バイオナノマテリアル共同研究拠点(経済産業省Jイノべ拠点)/ナノセルロースジャパン(NCJ)主催による、第481回生存圏シンポジウム「バイオナノマテリアルシンポジウム2022～アカデミアからの発信」が開催された。同シンポジウムは、セルロースナノファイバーやナノクリスタル、キチンナノファイバーなど多彩なバイオナノマテリアルに関して最前線で活躍している大学研究者の研究成果を発表する場として定着してきた。今回は、オンラインと会場の同時開催で1,100名以上の視聴者が参加、関心の高さを改めて裏づけた。最初に主催者を代表して、京都大学生存圏研究所の矢野浩之教授が挨拶を行った後、3セッション/計10名の研究者が発表を行った。ここでは、荒木潤/信州大学繊維学部化学·材料学科教授(セッション1)、古賀大尚/大阪大学産業科学研究所自然材料機能化研究分野准教授(セッション2)、足立幸司/秋田県立大学木材高度加工研究所准教授(セッション3)の3名の研究者による研究発表を抄録する。