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5.慢性骨髄性白血病に対してダサチニブ内服中に発症した薬剤性出血性大腸炎の1例

机译:5.慢性骨髄性白血病に対してダサチニブ内服中に発症した薬剤性出血性大腸炎の1例

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摘要

サチニブはBCR-ABLなど複数のチロシンキナーゼを阻害する分子標的薬で,薬理作用が関係した特徴的な副作用を示す。消化管出血は投与患者の3%以上に認められる重大な副作用で,その鑑別診断,対応は重要である。中でも薬剤性大腸炎は抗生物質や非ステロイド性抗炎症剤など様々なものが原因となり除外診断が必要で診断は容易でない。今回ダサチニブ投与中に血便を認め,大腸内視鏡生検などからダサチニブによる薬剤性出血性大腸炎と診断した症例を報告する。症例は68歳女性。白血球増多および幼若血球の出現を契機に慢性骨髄性白血病慢性期と診断され,ダサチニブ100mg/dayの内服を開始した。内服開始8.5ヶ月後に血栓性静脈炎を発症しエドキサバンが投与された。その後下血が出現し,貧血の進行も認められた。下部消化管内視鏡検査では直腸から盲腸にかけてやや隆起したびらんが多発していた。結腸生検では陰窩炎および粘膜固有層への高度の炎症細胞浸潤を伴い,CD3, CD8, CD56陽性の細胞障害性Tリンパ球と考えられるリンパ球を多数認めた。細菌学的検査で偽膜性大腸炎は否定され,またサイトメガロウィルス抗原陽性細胞が少数認められたが,その分布は病変と関連が少なく,ダサチニブによる薬剤性出血性腸炎を最も疑った。ボスチニブに変更したところ腸炎症状は改善し,6ヶ月後の内視鏡検査では当初認められた病変は消失していた。本症例ではダサチニブにょる血小板凝集能の低下に加え,エドキサバンによる二次止血の障害のため下血が顕在化したと考えられる。

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