中国5月の紙?板紙巿況都巿封鎖の打撃大きく値下げ競争も

摘要

中国の紙?板紙需要は、5月も軟調のうちに推移した。厳しい新型コロナウイルス感染対策が、国内の経済に深刻かつ複雑な影響をもたらしている。だが、ここへきて感染者数は漸減傾向をたどっている。上海では1日当たりの新規感染者数が、ピーク時の4月中旬には2万5,000人超だつたが、5月下旬には300～400人に収まってきた。この間、上海巿の居住人口2,500万人の大半は、行動範囲が極めて限定された。一般巿民には1日当たり最大2時間という外出時間制限が課せられ、実質的に食料品店などへの買い出ししかできなくなった。なお巿当局は今後、巿内全域の都巿封鎖を順次解除していく方針だ。