Review de Debutは,若手研究者の育成を目的として2006年に最初のreviewが揭載され,この企画が始まりました。この企画に込められた編集委員会の期待が,当時の編集委員長の鈐木啓介先生と名付け親である中村正治先生の掲載開始にあたって(Vol.64,415,2006)に記載されています。「若手研究者が,独自の視点で,これはおもしろい!と思った論文を着眼点や将来への見通しなどを記してミニreviewとして紹介し,その力量を示し有機合成化学のSocietyに颯爽とdebutして欲しい!」というものです。それ以来,この企画は15年近くにわたって,多くの優秀な若手研究者のdebutの場となってきました。現在ではオープンアクセス化されていますので,学会員以外にも広く読まれ,その目的も十分達成されていると思われます。今後も,この思いを汲んだ前のめりな寄稿をお待ちしております。
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