かんきつ類の栽培管理

摘要

今月から中晩柑類の収穫が本格 的に始まります。収穫は、糖度や酸 度を重視し、十分着色した果実から 採収するのが基本となります。しか し、1-2月は寒気の流入により、 最低気温が氷点下となることが多 く、‘甘平’や‘せとか’など一部の 品種では、す上がりや苦味など凍害 果の発生が問題となります（表1)。 気象情報をこまめに確認し、寒波に よる凍害発生が予想される場合、収 穫適期の近い品種ではその直前に採収するなど、被害の回避に努めるよゥにしてください。なお、収穫前には、貯蔵病害の発生を防止す るため必ず腐敗防止剤を散布し、散布後の降雨 量が100圆を超えた場合は、追加散布を行ゥよ ゥにしてください。