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目でみるトレーニング:問題992解答

机译:目でみるトレーニング:問題992解答

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摘要

症例:69歳の女性.主訴:咳嗽,喀痰.現病歷:50代で気管支喘息と診断され近医にて定期治療中であった.約1年半前に持続する咳嗽,喀痰で近医を受診し,気道感染の診断で抗菌薬の加療を受けた.症状は軽減したものの,残存していた.1カ月前から症状の増悪が認められ,近医を受診した.抗菌薬での治療を受けるも症状の改善乏しく胸部CTが施行された.持続する症状と胸部異常陰影の精査目的に当科紹介となった.既往歴:特記すべきことはない.身体所見:身長148cm,体重44kg.体温36.0℃,血圧161/61mmHg.脈拍89/分.呼吸数18/分.意識清明.SpO_2 94%(roomair).結膜:貧血?黄疸なし.表在リンパ節:触知せず.心音:清,雑音なし.肺音:右肺野背側にcoarse crackleを聴取.腹部:平坦?軟.下肢浮腫なし.皮膚:明らかな皮疹なし. 正解C:診断:アレルギー性気管支肺真菌症(allergic bronchopulmonary mycosis : ABPM)アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)は,特定の真菌に感作されたIgE抗体陽性患者において,真菌抗原が下気道に頻回に進入,もしくは持続生息することにより,IgG抗体も産生され,I型アレルギーだけでなくIII型アレルギー反応が生じる疾患である.繰り返す肺炎様の浸潤影と気道破壊をきたすのが特徴である.診断には,これまでRosenbergらの診断基準が用いられてきたが,現状の医療環境に合わない点も多く,診断感度も必ずしも高くない.さらにアスペルギルス以外の真菌によるABPMについては適切な診断基準が存在していないなど問題が指摘されている.加えて,疾患の報告が多い南アジアとわが国では気候や衛生状態の違いによる環境真菌相の違いや,欧米では日本で稀な囊胞性線維症を背景疾患とするABPMが多いことから,新たな診断基準の策定が求められ,2019年日本医療研究開発機構のABPM研究班から新しい診断基準が作成され,現時点では最も特異度,感度ともに優れた診断基準として推奨さ れる.

著录项

  • 来源
    《Medicina》 |2021年第9期|1478-1483|共6页
  • 作者

    石田正之;

  • 作者单位

    近森病院感染症内科/呼吸器内科;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 内科学;
  • 关键词

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