プラネタリー·バゥンダリー(地球システムの限界)と、下水道への期待

摘要

本特集は「ゼロカーボンを目指す下水道」をテーマに置いている。このところ、国連が提唱する2030年を目標とする17項目の持続可能な開発目標(SDGs)を規範として、私達の行動を見直していくという機運が増している。ゼロカーボンはまさにゴール13の気候変動への対策に合致する施策である。再生可能エネルギーを極力使つて、できるだけ温室効果の元凶となる二酸化炭素の排出を抑え、地球環境の存続を図っていくという流れのなかで、下水道の取組みはどうあるべきかという議論や実施例が紹介されるものと思う。