千葉市の廃棄物処理事業の現状と課題

摘要

千葉市では，平成19年3月に「千葉市一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」(計画期間：平成19年度?28年度)を策定し，「挑戦！焼却ごみ1/3削減」を計画ビジョンに揭げ，ごみの減量?再資源化に取り組んできました。この計画の策定の背景には，当時稼働していた3つの清掃工場のうち1つの清掃工場に，老朽化という課題がありました。老朽化への対応に開する検討を進めた結果，総排出量の抑制と資源化率の向上により，焼却ごみを3分の1削減することで，3清掃工場体制から2清掃工場体制へ移行し，これにより清掃工場の建設費用と維持管理費用を節減するとともに，ごみの焼却に伴い排出される温室効果ガスの削減，最終処分量の削減による最終処分場の延命化を目指すこととしました。