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【24h】

Carfilzomibによる薬剤性血栓性微小血管症発症後に減量再投与で奏効した多発髄外形質細胞腫

机译:Carfilzomibによる薬剤性血栓性微小血管症発症後に減量再投与で奏効した多発髄外形質細胞腫

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摘要

79歳,男性。2015年に形質細胞性白血病に対してbortezomibやlenalidomideを含むレジメンを使用しvery good partial response (VGPR)に至ったが,感染合併し経過観察となった。3年後に多発髄外形質細胞腫とし て再発した。KLd (carfilzomib, lenalidomide, dexamethasone)療法を開始し腫瘤の著明な縮小を認めたが,薬 剤性血栓性微小血管症(TMA)を発症し治療中断した。その後,休薬のみでTMAは改善したためKLdの減量 再投与をしたが,TMAの再燃はなかった。減量KLd療法3コース施行後にVGPRに到達し,10コースまで悪 化なく継続している。Carfilzomib治療は再発,難治例にも有用と考えられる。薬剤誘発性TMAは,免疫介在 性または用量依存性の毒性機序によって引き起こされることが報告されている。またcarfilzomibによるTMA の発症機序は用量依存性も指摘されており,発症時にも減量再投与を考慮しうる。

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