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災害時の環境モニタリングへの質量分析の活用

机译:災害時の環境モニタリングへの質量分析の活用

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摘要

大きな事故や災害時において,化学物質の漏洩が問題になった例は意外と知られていないのではないか。災害時に迫る生命の危険に対して,化学物質は間接的な危険にさえ見える。なによりも,測定しなければ問題が顕在化しないという側面もある。「阪神大震災と環境保全-震災時の環境対策の概要とアスベスト対策-(山本進著)」には,「災害に伴う環境問題が大きく社会的に注目されたのは,全国的に見ても,今回の阪神大震災がはじめてのこと」と記載されている。また,当時の環境庁に対して,環境調査の必要性を提言したことなどが記されており,災害時環境モニタリングの原点をここに見ることができる。この報告を含む「都巿政策第93号」には震災後の環境対策を巡る対応と経緯,すなわち野焼きや不法投棄,ごみの飛散·流出の問題,解体現場におけるアスベスト汚染や廃棄物の運搬·処理·処分にともなう大気汚染等への対応が実直に記録されている。著者は,東日本大震災の被災地に赴いて環境モニタリングを行ってきたが,その時に感じた問題意識や状況の困難さと複雑さ,あるいは環境調査を担当する上での心の葛藤など,共感する部分が大きい。阪神淡路大震災からほ年以上の間,先人が残した記録をきちんと読まずに被災地に入った自分を恥じるばかりである。一方で,災害時の環境モニタリング体制の現状については本稿では述べないが,15年以上経っても同様の問題意識を持つこととなつた状況を顧みる必要もあるだろう。本稿では,事故や災害時において,化学物質の漏洩や発生を検知するための技術的な側面を,質量分析計を中心にその事例と研究展開を概説したい。

著录项

  • 来源
    《水環境学会誌》 |2023年第5期|155-159|共5页
  • 作者

    中島大介;

  • 作者单位

    日本環境化学会;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类
  • 关键词

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