CFRPベースのロボット化された射出成形機

摘要

高性能な複合材料と機能的な軽量設計の組み合わせにより，柔軟に動作する射出成形機を開発した。機械の心臓部である軽量Cフレームクランプユニットは，射出成形システム全体で約140kgという，これまでにない総重量を達成している。このC-フレームは，最大の剛性と最小の質量を実現するために最適化された層構造を持つ複数のカーボンファイバー強化（CFRP）ラメラで構成されている。システムの軽量化を最大限に図りつつ，プロセスの再現性を確保するために，射出成形時のCFRP製ブラケットの弾性変形は意図的に許容されている．この新しい加工の機動性により，射出成形プロセスを押出成形や引抜成形などの連続プロセスラインに統合することができる。