養殖場訪問一ビワマス、アユ一㈱びわ鮎センター

摘要

滋賀県では、 琵琶湖の豊 、かなホ產資 源を活かした水産業 が盛んだ。内水面漁 業では、アユ、ワヵ サギ、ホンモロコ、 エビ類、セ夕シジミ、 マス類等、多様な魚 種が幅広い漁法で営 まれている。養殖業 では、県内生産量の 約8割を占めるアユ を筆頭に、マス類や 淡水真珠が生産され ている。県は琵琶湖の固有 種で、希少価値の高 いビワマスの養殖に 力を入れている。県 水産試験場醒井養鱒 場では長年、ビワマ スの育種や人工種苗 の開発に取り組んできた。その成果を基に、2009年ょ り内養讓者へ種苗を出荷している。今回、県北東部に位置する長浜市で 内水面養殖を営む㈱びわ鲇セン夕1を 訪れた(図1)。創業から主にアユ養殖 を手掛けてきたが、先述のビヮマス種 苗を使い、2010年からはビヮマス の出荷も行つている。同社代表取締役で滋賀県淡水養殖漁 業協同組合専務理事及び、びわサーモ ン振興協議会会長も務める川瀬利弥氏 (図2)に、ビヮマスやアユ等の生産状 況や、1993年に開店した飲食店「鮎 茶屋かわせ」の運営について聞いた(以 下、鮎茶屋かわせは「店」、「自店舗」 等と記す場合もある)。