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1.アザシチジンで治療した高リスクMDSにおける環状鉄芽球の意義

机译:1.アザシチジンで治療した高リスクMDSにおける環状鉄芽球の意義

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摘要

環状鉄芽球(RS)を有する低リスク骨髄異形成症候群(MDS)は高率にSF3B1変異を有し,予後良好である。今回我々はアザシチジン(AZA)で治療した高リスクMDSに対するRSのAZAの反応性や治療後の予後への影響について解析した。2011年6月から2020年9月までに当科でAZAが投与され,RSが検査された86例の高リスクMDS(男/女:63/23例,年齢77歳)を対象とした。5%以上のRSを有する例は25例であった。血算および骨髄芽球割合の内訳はRSの有無で芽球8.4% vs 7.4%,好中球数1,330/μlvs930/μl,Hb7.7g/dl vs 8.9g/dl, PUT 5.9×10~4/μl vs 6.5×10~4/μlだった。複雑核型(CK)割合は15例(60%) vs 14例(23%),そのうち5q-/-5を含む例はそれぞれ14例(93%) vs9例(64%)とRS陽性例で5q-/-5を含むCKを有する例が多かった。RS陽性例におけるSF3B1 E700Kを有する例は2例だった。AZAはRSの有無で中央値4コース(95%CI,3?7),8コース(95%CI, 5?14)投与され,効果はRS の有無で CR+mCR with HI が14例(56%) vs 22例(36%),SDが3例(12%) vs 27例(44%)とRS陽性例で効果が得られやすい傾向を有したが,生存期間はそれぞれ12ヶ月(95%CI, 7?21),25ヶ月(95% CI, 17?34)とRS陽性例で生存期間が短縮した(P=0.002)。p53免疫染色のデータのある56例における,生存に対する多量解析においてRS, p53強陽性,CKはそれぞれ HR 2.23(P=0.007), 1.27 (P=0.501), 1.73 (P=0.144)であり,RSは独立した予後不良因子であった。またRS陽性で細胞遺伝学的効果を有した複数の症例において,RSの割合は異常クローンの減少に関連して減少し,再発時に再増加したことから,異常クローン由来の形態異常であることが示唆された。AZAで治療された高リスクMDSにおけるRSは,異常クローンにおいてSF3B1変異以外の機序によって出現し,さらに独立した予後不良因子であった。今後はさらなる多数例解析と,RS出現機序の解析が望まれる。

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